シロアリの予防は床下の乾燥状態にアリ

家を食害するのでもんだいとなるシロアリには
日本原産の「ヤマトシロアリ」と、台湾からきた「イエシロアリ」があります。

ヤマトシロアリは寒さに強いので、北は北海道まで全国に生息しています。
それに対し、イエシロアリは南国生まれ。寒さに弱く、関東以西にしかほぼ生息していません。

どちらが獰猛かといいますと、それは圧倒的にイエシロアリです。
口にバケツを持っているのですが
そのバケツで水を運んできて、めがけた木材を濡らしながら進んでいくことができます。
ですので、壁から小屋裏まで登って食害するケースもあるほどです。

ヤマトシロアリにはそのバケツはありません。
もともと濡れている木材を渡り歩きますので
行動範囲は限定されています。

いずれのシロアリも、地下に生息していますので、目を持ちません。
その代わりといいますか、嗅覚が鋭く、木材の腐朽菌のニオイに引き寄せられ
濡れた木に近づいていきます。

ヤマトシロアリは6℃で活動をはじめ、12℃を超えますとその動きが活発化します。
最適温度は28℃程度と考えられています。
イエシロアリの適温は30℃くらいで
冬のあいだは巣の中でじっとしていますが、冬眠はしません。

シロアリ対策には、基本的に床下を乾燥状態にしておくことが
いちばん効果的な方法です。
しかし、活動しているシロアリや巣、食害のあとを見つけたときは
速やかに措置のご検討をお勧めいたします。

シロアリをはじめ、住宅建築に関することなら
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